FP(ファイナンシャルプランナー)って何?
FPとはお金について物知りな専門家って感じの人のことを言います。
一応資格みたいなものが1~3級とあって1級だと結構すごいです。
ではこの資格はどんな人が取るのか、大きく4つ紹介していきます!
いってみよー!!
金融機関・不動産業界の人
まず1つ目は金融機関・不動産業界の人ですね!
いかにもお金の知識が必要そうな職種の人です。
人にアドバイスする時に知識があると役に立ちます。
資格を持っていることでお客様からの信頼を得たり、キャリアアップにも繋がったりします。
人事・労務部門の人
次に2つ目は人事・労務部門の人です。
「人事とか労務って誰を雇うか決めたりするところじゃないの?」
私もそう思っていたんですが、給与や退職金などでお金の知識が必要になってくるみたいなんです!
そう聞くと納得しますね!
また福利厚生として従業員にセミナーを開くこともあるみたいです!
家計を預かっている人
そして3つ目は家計を預かっている人です。
「え?私預かってますけども?」
そうなんです!そこのあなたもここに入ってくるんです。
というか社会人になっていたらほとんど家計を預かっている、あるいは関わっている人がほとんどですよね!
というのも実は、生命保険、税金、ローン、貯蓄、年金、資産運用などの
私たちが向き合わなければならない問題も勉強できてしまうんです。
これを勉強したらクリーンヒットで「何か人生の道が開けた!」なんてことにはならないでしょうけど、1つ1つの知識の差が明確に将来を分けていくことになるんじゃないでしょうか?
そのくらい大事なことが詰まっています。
それに弁護士や税理士、社労士などの難しくて実生活には使わないような知識が多い資格と比べても、よく使う実践的な知識が広く浅く学べます。
ちなみに今の私は家計は持っていませんがこの立場ですね!
就職・転職活動中の人
最後は就職・転職活動中の人です。
これもわかりやすいんじゃないでしょうか。
履歴書に書ける資格ってことですね!
英検はまだしも漢検やら数検を取るくらいならこっちの方が資格としては良さそうです!
とはいえこれを持っているだけで受かりやすい!ってほどの破壊力は無さそうですね…。
なんせ広く浅くなので…。
ただ独立の助けになるような知識が多いので、自分でビジネスをしていくなら持っていたい資格です!
「今の会社に骨を埋めるつもりだし、会社でも必要ないかなー」
なんて人以外は持っておいて損はないですね!
(まあ会社で労働契約を結んで給与をもらっている身なら役に立たないことは無さそうですが…。)
FPを名乗れるのはどんな人?
先ほど1~3級とあって1級だと結構すごいって言いましたよね?
正確にはこの資格はFP技能士と言います。
今私はFP技能士3級という初歩の初歩、FPを知っている人には「お前ごときがそれを語るな」と言われてしまいそうな状態ではあるのですが、勉強中の今だからこそ皆さんに近い状態でわかりやすく伝えていけるかなと思っています。
そうそう、話は逸れましたが「FPにできること」というのに入る前にわざわざこんなよくわからない「FPを名乗れるのはどんな人?」なんて言うテーマを扱っているかわかりますか?
この職業、実は同系統の他の職種と違って、
誰でも名乗っていいんです!!
「ンなバカな笑」
ですよね、私も思います。
「じゃあ俺も今日からFP~!」
どうぞご自由に名乗ってください。
ただしFP技能士と名乗れるのはこの資格を持っている人だけなので名乗らないように注意してくださいね。普通に捕まります。
そう、ここで何を伝えたかったかというと、
単にFPですと言われてほいほいと信じるな!
ってことです。
ちゃんと経歴や資格としてのFP技能士を持っているのか、また何級なのかなども確認してみましょう!
ちなみに3級も取れてないレベルで言うのも大変おこがましいのですが、3級は素人に毛が生えた程度の物知りさん、2級は及第点、1級だと知識量そのものは結構信じていいって感じみたいです…。
知識量そのものはって言うのは結局その人自身が信じられるのかとは別問題ってことですね。
相手が自分からお金をもらって働こうとしてる場合は少し疑ってかかってみるのがいいと思いますよ!
と、ここまでマイナスな話をしてきましたが、逆のパターンも勿論あります。
FP技能士なんて資格持ってないけどめちゃくちゃ詳しいよって人もいるってことです。
なのでちゃんと経歴とかを見て信用に値するかを自分の目で見極めましょう!
FPにできること・できないこと
ここではFPができること、できないことについて説明しようと思います。
ファイナンシャル・プランニング
まずは名前の通り、「ファイナンシャル・プランニング」です。
とりあえずそもそもファイナンシャル・プランニングって何?ってところから説明します!
まず人には「ライフデザイン」という人生計画と「ライフプラン」というライフデザインを具体化した人生設計があります。
結婚して子供を作って幸せな家庭を築くのがライフデザインなら、
ライフプランは何歳で結婚してそれまでにいくら貯めておくか、結婚してからどのくらいで子供を作るのか、子供にいくらかかるのか、幸せな家庭を築くにはどの程度の収入が必要なのか、etc…のことです。
そしてライフプランを立てる上で欠かせないのが経済的な面で、それを中心としたライフプランを立てることをファイナンシャル・プランニングと言います!
そしてFPはこの設計、実行、見直しを行います。
言い換えると、相手の人生のお金に関わる問題を一緒に解決していく仕事です!
ごちゃごちゃ言ったけど多分みんなが思ってた通りです!
職業倫理
次に職業倫理です。
これは「立派なFPならこうしなきゃダメだよー」ってことです。
逆にこれが守れてないFPはヤバめってことです。
それが「顧客利益の優先」と「顧客情報の守秘義務」です。
顧客利益の優先は「自分や第三者の利益を優先してはいけない」ということで、要は
「この人なーんも知らんから相談料高めに取っちゃおー」とか
「ほんとはもっと安くていいところ知ってるけどあそこの会社にはお世話になってるからこっち紹介しよー」とか
こういうことをしないでねってことです。
顧客情報の守秘義務は「顧客のプライバシーに関わる情報を同意無しで口外してはいけない」ということで、
「貯金はいくらで~」とか「ここに勤めてるんですよ~」とか勝手に言わんといてってことです。
なんか、正直、
めっちゃ当たり前のことつらつら抜かしよるなぁって思いました?
そうなんですよねー!
仕事なら当然ってことばかりですよね!
ただ重要なことではあるのでFPに相談する時は、そのFPが信用できるのかを、こういうことしてないかなっていう目線で相談してみてください!
気をつけて少し疑ってみるだけでも減らせる被害はあると思います!
関連法規
最後に関連法規です。
ここではFPにはできないことについて定められた法律を紹介していきます。
税理士法
FPは有償・無償を問わず、個別の具体的な税務相談や税務書類の作成を行ってはならない。
漢字が多くて難しいですが具体的に「あなたは今年収入がこの額で支出がこの額だから確定申告書にはこんな風に書けばいいですね」って言うことが禁止されています。
ただし、一般的な例を出して説明することは可能で、「例えば一般家庭で収入がこの額で支出がこの額ならこんな風に書けばいいですよ」って言う分にはOKです!
責任を持って税金の仕事ができるのは税理士だけってことですね!
弁護士法
FPは法律相談および法律事務を受けてはならない。
これも簡単に言うと
「弁護士以外が法律に関する仕事はしちゃダメ!」
ってことです。
ただし、任意後見人となることは可能です。
任意後見人とは、認知症や傷害などで自分で判断できなくなった時に、自分の代わりにしてほしいことをしてくれる人のことです。
保険業法
保険の募集・勧誘・販売を行うには保険募集人として内閣総理大臣の登録を受けなければならず、FPは保険の募集・勧誘・販売を行ってはならない。
これも大体一緒で、「生命保険などの保険商品の契約に直接関わることはしてはいけない」ということです。
直接と言ったのは保険商品の説明・見直しに関してはFPでも対応可能です。
FPで直接勧誘などの行為をしてきた場合は警戒した方がよさそうですね!
金融商品取引法
有価証券投資の助言や代理業および投資顧問業等を行うには金融商品取引業者として内閣総理大臣の登録を受けなければならない。
これは「この株がいいよー!」とか「代わりに運用します!」みたいな行為が禁止されているってことです!
一般的な情報で、「こういう業界の株はこうだから伸びそうだよねー」とかぐらいは大丈夫だと思います。
根拠が一般的じゃなかったり、特にこの株!みたいな勧め方をしてはいけないって感じですね。
まあ正直こういう胡散臭いことしてる人はいると思うんですが、こういう話聞いたらそもそも怪しいと思えるセンサーを身に着けてください!
何事も(お金に関しては特に)自分の力でいろいろなルートから信憑性の高い情報を集めて、最終的には自分の目で見極めるようにしてください!
こんなブログを書いておいてそもそも私は信用できるのかって思った方は、私の言っていることを自分で調べ直してみるのもリテラシー向上に繋がると思います。
(私のブログでお金についての考え方が変わってもらえたらそれだけで十分嬉しいです!)
最後に
いかがだったでしょうか?
FPは「よく聞くけど何ができる人なのかわからない」って人が多い職業だと思います。
この文章を読んで、
「FPの知識って私たち一般人にも役に立つんだ!」とか
「意外と勉強すれば誰でも取れちゃうみたいだし騙されないようにしよう…。」とか
少しでも学びがあったなって思った方は、お友達やご両親に
この記事を勧めてくれると嬉しいです!
また当ブログでは今回のようにわかりやすい記事をこれから書いていく予定です。
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それじゃ、またね!
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