こんにちは!かのんです!
この記事では資産運用をする上で知っておくと便利な係数を6つほど紹介していきます!
漢字が多くて一見難しそうなのですが、実はそんなに難しくありません!
まだ資産運用していない人も、もう始めてる人にも計画を立てるのに必要な数字なので知っていて損はありませんよ!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
終価係数
1つ目に紹介するのは終価係数です。
終価係数は、
「現在の元本を一定期間複利で運用したら、最終的に何倍になるのかを示す指標」です。
例えば、毎年4%複利で増える運用をした時、100万円は1年後には104万円になっています。
では2年後はどうでしょうか?
「2年後も貰えるのは4万円でしょう?」
と思ったあなた!実は違うんです!
なぜなら1年目に貰った4万円も4%の運用をしてるからです。
なので104万円の4%にあたる41,600円が貰えて合計は1,081,600円になるんです。
これは言い換えると毎年最初の元本の4%が貰えるという足し算ではなく、毎年貰えた分が来年の元本となるので104%すなわち1.04倍に増える掛け算なのです。
そう、これが複利の力です!
話題が逸れましたが、n年後の資産を式にするとこうなります。
(元本)×(1.04)^n
「難しそう…」と思ってブラウザバックしようと思ったそこのあなた!
待ってください!そんなに難しくないです!
これは1.04をn回掛けるよって言ってるだけです!
でも意味が分かっても計算は面倒ですよね…
だからこの係数があるんです!
この係数はnに何を入れたらいくつになるよっていう数字を表していて、インターネットで検索すると運用利回り(例でいう4%の部分)と年数(n)を入れると何倍になるのかを出してくれるサイトが出てきます。
(実際のサイトはこちら→終価係数 – 高精度計算サイト (casio.jp))
目標額までのどれだけかかるか、あるいはある期間で到達するにはどれだけの利回りが必要かが一発でわかります!
これが終価係数です!
現価係数
2つ目に紹介するのは現価係数です。
現価係数は、
「一定期間複利で運用して目標額に到達するには、必要な元本はその何倍かを示す指標」です。
はっきり言いましょう。
終価係数の逆です。
これで終わってもいいくらいなのですが一応軽く説明しますね。
まず終価係数というのは、終価すなわち最終的な資産を求める係数でした。
そして現価係数というのは、現在の元本がいくら必要かを求める係数です!
4%の運用を10年間していって1000万円にするにはいくら必要かみたいな感じで、例えばこの例だと現価係数は0.676になるのですが、これはつまり676万円の元本があれば1000万円になるということですね!
(実際のサイトはこちら→現価係数 – 高精度計算サイト (casio.jp))
今の戦力から決めるのが終価係数、将来の夢から逆算するのが現価係数ってことですね!
年金終価係数
3つ目に紹介するのは年金終価係数です。
年金終価係数は、
「一定期間毎年積立して複利運用したら、最終的に積立額の何倍になるかを示す指標」です。
終価係数に年金というワードが付きましたね…
でも皆さんの思っている老後に貰うあれとは一切関係ありません笑
ではどういう意味なのか?
ここでいう年金というワードは定期的というニュアンスがあると思ってください!
なので終価係数の時は最初に一括で運用を始めましたが、実際のところほとんどの人は一括は怖いので積立という手を取ると思います。
つまり定期的に元本を増やして運用していった時の終価係数です。
ちなみにこの係数は積立額の何倍かを示す係数です。
例えば毎年100万円を積み立てて4%の運用を10年間すると、
年金終価係数は12.006で、12,006,000円になります。
(実際のサイトはこちら→年金終価係数 – 高精度計算サイト (casio.jp))
(毎年4%の運用ができるという仮定の元で成り立つ話ではあるものの1.2倍になるって考えると複利の力をひしひしと感じますね!)
ちなみにここからの数式は結構難しくなるので割愛しますね。
(一応高校範囲の数列で答えは自力でも出せます。が、めちゃくちゃ難しいし面倒です。)
年金現価係数
4つ目に紹介するのは年金現価係数です。
年金現価係数は、
「元本を一定期間複利運用をしながら切り崩して毎年定額を受け取るには、元本は毎年に受け取る定額の何倍必要かを示す指標」です。
めっちゃ紛らわしいんですが年金終価係数の逆って感じではないんです…
でもこれもそんなに難しくないですよ!
年金と入っているので定期的なというニュアンスがあって、現価係数だから…
定期的に何かするのに必要な最初の資金が分かるんだ!
ということは、一定期間元本を運用しながら毎年定額を取っていくには最低どの程度の元本が必要かがわかる係数ってことですね!
大丈夫です。まだみんなの頭が若干?マークなのはわかってます笑
ここで例を見てみましょう!
「毎年400万円を切り崩していってあと10年のんびり暮らすんだい!」という人がいたとします。
本来ならば4000万円は必要になるのですが運用すればもう少し少ない額でもいいわけです。
実際に4%で運用すると年金現価係数は8.111なので、400万円の8.111倍の32,444,000円が必要になるということですね!
(実際のサイトはこちら→年金現価係数 – 高精度計算サイト (casio.jp))
貯金なら8年ちょっとの資産で10年分になるんだからすごいと思いませんか?
減債基金係数
5つ目に紹介するのは減債基金係数です。
減債基金係数は、
「一定期間後に目標額に到達するには、毎年目標額の何倍を積立すればいいかを示す指標」です。
個人的には一番使えそうな係数だなーと思ってます。
要するに「将来の夢から逆算して今いくら積み立てればいいの?」っていう係数です!
例えば1億円を30年で貯めたいと思っていて年4%の運用が出来たら、減債基金係数は0.018になるので、1億円×0.018=180万円を毎年積み立てれば到達できることになります。
(実際のサイトはこちら→減債基金係数 – 高精度計算サイト (casio.jp))
さすがに1億貯めるとなると月15万円くらいは積み立てないといけないんですが、それでも本来普通に貯金したら年333万円程度貯めないといけないはずなので、ここでも複利の力を思い知らされますね…
資本回収係数
最後に紹介するのは資本回収係数です。
資本回収係数は、
「現在の元本を複利運用しながら切り崩して毎年定額を受け取る時、元本の何倍まで受け取れるのかを示す指標」です。
これは名前が分かりやくていいですね!
ズバリ資本を回収する時の係数です!
それでいて年金現価係数の逆って感じです。
ちゃんと説明すると、年金現価係数は切り崩す額に対して今いくら必要なのかでしたが、
資本回収係数は今持ってる運用資産に対してどれだけ切り崩せるかがわかる係数です!
ここでも例を出しますね。
「今3000万円持ってるけどとりあえずあと10年生きるのに年いくらまで使えるのかな?」って人がいたとします。
この時の資本回収係数は0.123で、3000万円×0.123=369万円は毎年使っても10年間は問題ないということになるわけです!
運用してるかしてないかで月5万円以上の差が出てきますね…
(実際のサイトはこちら→資本回収係数 – 高精度計算サイト (casio.jp))
最後に
いかがだったでしょうか?
資産運用が気になってる、もしくはとりあえず初めてみた人には参考になる記事になってると思っています。
いつまでにどのくらい貯めるために今どんな風に貯めればいいのかをこの係数を元に計算してみるのも面白いですね!
この記事を読んで少しでも学びがあったなって思った方は、お友達やご両親に
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また当ブログでは今回のようにわかりやすい記事をこれから書いていく予定です。
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