最近の米国株事情は?

投資

皆さんこんにちは!

かのんです!

突然ですが、最近投資や資産運用に興味を持ちだした方、あるいは少し前から始めた方は最近米国株の雲行きが怪しいという情報をよく目にしませんか?

今回はそんな情報を自分なりにまとめて、わかりやすく説明していきます!

もちろん「そんなこと聞いたことも無かった!」なんて人にも役に立つ情報ですし、当ブログらしく超簡単に紹介していくのでぜひ読んでいってくださいね~!

米国株は株価が下がる?

なぜ米国株の雲行きが怪しいと言われているのでしょうか?

それはシンプルに米国株がこれから衰退、低迷の時期に入りそうだからです。

これはリセッション(景気後退局面)と呼ばれています。

そして今後アメリカの金融政策によってこれが引き起こされそうなんです!

景気サイクル

景気というのは大まかに4つのフェーズに分けることができます。

それがインフレ景気後退デフレ景気回復の4つで、基本的にはこれらを繰り返すことで経済が動いていきます。

ここでこれらの説明を軽くしていこうと思います。

インフレ

まずインフレです。

このフェーズでは、景気が良いためみんなの給料も高く、企業も成長します。

その一方でそれに合わせて物価も上がり続けます。

そしてお金の価値が下がっていくので、借金がしやすく貯金がしにくくなります。

例を挙げてみましょう!

例えば100円で買えたジュースが120円になった時、100円で買っていた人は実質120円分の財産を持っているわけです。

すると友達から100円借りて買った人は将来120円になる物を買えたのに100円しか返さなくて良くなり、ジュースを我慢して100円を貯金した人は120円になったジュースを買えませんよね?

こんな状態をインフレと言います。

一見企業も成長してるしみんなの手取りも増えるから最高に思えますが、何事も限度があってその限度を超えると問題が出てくるのです!

例えば稼ぐ能力が少なく、貯金や年金で暮らしている人やインフレになっても稼ぎが増えない人にとっては大打撃です!

なので基本的には適度にインフレしている状態が好ましいとされていて、それを超えると国の中心となる中央銀行がこのインフレに歯止めをかけていくのです!

中央銀行というのは国の中心となる最も偉い銀行で、一般人じゃなくて銀行相手にお金の貸し借りをしている銀行のことです。ちなみに日本の場合は日本銀行、通称日銀がこれに当たります。)

景気後退

次に景気後退です。

このフェーズはインフレが加速して限度を超えてきたタイミングで、中央銀行金利を上げて歯止めをかけることによって起こります。

金利が上がることによって、企業などは借金がしにくくなり、事業の拡大・発展が難しくなるため、企業は衰退します。

これによってその国の企業の株価は下がっていくのです…

これが景気後退です。

そしてこの景気後退しているフェーズ「景気後退局面」というのを英語にすると「リセッション」と言い、こちらが使われることも多いです。

またこのリセッションによって株価が下がると前述しましたが、実際には投資家はこれを予見して投資をするため、実際にはリセッションに入る前から株価というのは下がり始めます。

デフレ

次にデフレです。

このフェーズでは、景気が良いためみんなの給料も低く、企業も衰退・低迷します。

その一方でそれに合わせて物価は下がります。

そしてお金の価値が上がっていくので、貯金がしやすく借金がしにくくなります。

ここでも例を挙げてみましょう!

例えば120円で買ったジュースが100円になってしまった時、120円で買っていた人は実質100円分の財産を持っているわけです。

すると友達から120円借りて買った人は将来100円になる物を買ったのに120円も返さなくてならなくなったり、ジュースを我慢して120円を貯金した人は100円になってからジュースを買ったら20円余りますよね!

こんな状態をデフレと言います。

物価は安くなるので貯金暮らしの人や年金暮らしの人にとっては朗報ですが、基本的には最悪の状態だと思ってください。

企業は成長せず、会社員の手取りは増えないので、みんながお金を使わず貯金に回し、さらに経済が回らずにデフレが進むという負のスパイラル「デフレスパイラル」の完成です。

こうなると中央銀行デフレを阻止するために働きかけます。

景気回復

最後に景気回復です。

中央銀行デフレに陥ったあるいは陥りそうな時に、それを阻止するために景気後退の時とは逆の金利の引き下げをします。

これによってみんながお金を借りやすくなり、企業が再び成長していきます。

するとその国の企業の株価も上がっていき、景気が回復していきます!

これが景気回復です。

ちなみに日本は長い間細かい経済の流れこそありましたが、基本的に景気を回復させるため金利を低くしていますが、国民・企業が何かあったらとお金を貯め込む体質があること、国が多くの借金を抱えていることなどから金利を上げられるほど景気が回復していません。

金利の上昇

一通り経済の流れについて話してきましたが、ここからが本題です。

「結局アメリカがどうなのかが知りたいんですけど?」

ってそういうことですよね笑

実はアメリカは今まさにインフレから景気後退局面への過渡期なんです…。

というのも今のアメリカは年8%ものインフレ状態にあります。

インフレ率はだいたい2%が理想的と言われていますから8%はかなりのインフレ状態です!

8%のインフレが続くと9年後には物価が約2倍になるって言われたらかなりキツいのが想像できると思います。

なのでFRB(アメリカの中央銀行)は「これから0.5%の金利引き上げをする」とつい最近宣言したのです。

ちなみに金利は0.25%ずつ上げることが多く、0.5%一気に上げるのは結構大幅な引き上げ22年ぶりだそうです。

そしてこれによってインフレが終わり景気後退(リセッション)に入ることが考えられているため、多くの投資家「米国株は要注意」という情報を出しているわけなんです。

円安の影響は?

ここまで読んで少し詳しい方なら「為替の影響は考えないの?」って思ってるかもしれません。

そう実は日本株の時には考えなくていい為替(かわせ)という要素が外国の商品の場合には関係していきます。

例えばアメリカのの価値が半分に落ちても、ドルの価値そのものが10倍に跳ね上がれば、アメリカの株の価値は5倍になっていることになります。

まだわかりにくいと思うので例を挙げますね!

例えば1ドル100円の時に3000円30ドルの物を買ったとします。

しばらくして30ドルの物はアメリカで15ドルまで値段が落ちたけど、その時1ドル1000円で買える状態でした。

すると結果的に手元には15000円あることになるので資産価値としては5倍になってますよね?

なのでこの「1ドル何円で取引されるのか」のことを為替(かわせ)と言うのですが、為替非常に重要な要素になるわけです!

円安って?

円安というのはの価値が下がってドルの値段が上がることです。

例えば1ドル100円の状態から1ドル150円の状態になるのは円安が進んでいると言えます。

ここで「ん?円が上がってるのに円安なの?」って思った方もいると思います。

いいですか?

あくまでも安くなっているのは円の価値です!

1円の価値が下がっているから同じ商品を買うためにたくさん必要になるんです!

そして円安傾向の内にやっておくといいのが外貨外貨建て商品(外国の商品)の購入です。

例えば今100円1ドルを買って、将来1ドル150円で売れば利益が出せるよねってことですね!

これは言い換えるなら資産価値の落ちている円を持っておくより外貨、今回であればドルを持っておく方がいい」とも言えます。

このようにみんなが思うため結果的に日本からアメリカへとお金が流れていくことになります。

ちなみにこの逆で円高という言葉もあります。

これは円の価値が上がっている状態で円の需要が高いため、アメリカのお金がどんどん日本に流れてきます。

今は超円安傾向にあるけれども…

そして結論から言うと今は超円安傾向にあります!

なので前述した内容からドル建て商品である米国株の買い時なのでは?」と思う方もいると思います。

ちょっと待ったあぁぁぁ!!!!!

思い出してください!

その前に今米国株の株価は下がってるって言いましたよね!!?

そうなんです。

なので今は米国株に投資するか結構微妙な時期なんです。

…じゃあ結局やるべきなの?やらないべきなの?

これが皆さんが待っている結論ですよね笑

結論:長期投資を考えた定期的な積立などは続けるべき、その他の一括投資は避けましょう!

これが私の結論です。

最初から15年以上のスパンでの投資を考えているのなら株価が落ちている今は買い時ですし、長期での投資ほど為替リスク以上に運用の成績が強く出てきます。

なので毎月これだけ買うんだって決めた額はちゃんと買い続けた方が良いし、これから始める人も一日でも早く積立を始めてください!

ただ一方で日本は今一時的に緩やかなインフレが起きているので、もし自信があるなら日本の個別株で比較的安定高配当な物をつまみ食いしてみるのも良いかもしれませんね!

最後に

いかがだったでしょうか?

米国株での資産運用を始めた人やこれから始めようと思っている人に読んでいただけたら参考になる記事になっていると思います!

自分の発信してる情報を元にいろんな人が言っていることを良く調べて

最終的には自分の目で見極めて判断するようにしましょう!

いつだってあなたの身を守ってくれるのはあなた自身だけですよ

この記事を読んで少しでも学びがあったなって思った方は、お友達やご両親に

この記事を勧めてくれると嬉しいです!

また当ブログでは今回のようにわかりやすい記事をこれから書いていく予定です。

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それじゃ、またね!

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